OpenTween AdventCalendar 10日目(遅刻) - OpenTween振り返り(その1)

この記事は OpenTween AdventCalendar の10日目の記事です。

今日は12月15日です。頑張って挽回せねば…。 この記事から数日に分けて OpenTween のこれまでの振り返りをしていきたいと思ひます。

OpenTween以前

id:kim_upsilon が Tween について言及したのは 2010/9/21 が最初でした。

この日はどうやら twitter.com の XSS 脆弱性で騒ぎになってゐたやうです。この頃は既に Tween といふクライアントがあることもスクレイピング機能が備はってゐることも知ってました。Tween も OpenTween も内部で WebBrowser を使用してゐますが、もし XSS 脆弱性があったとしても JavaScript 等は実行できないよう制限されてゐますし、セッション Cookie を持たせてゐるわけではないので万が一実行できたとしても alert 等でイタズラできる程度でせう。*1

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2011/3/28 から Tween-svn のコミット通知をメールで受け取るやうにしてました。Tween はオープンソースTwitter クライアントの中でも UserStreams などの先進的な機能を早くから実装してゐるといふイメージが前々からあって購読したんだと思ひます。ちなみに当時の僕は Windows を常用してゐなかったため Tween は使ったことがありませんでした。

それから 5 ヶ月後、この頃は気付きませんでしたが Ver.1.0.5.0 の頃には既に広告が実装されてゐたさうです(リリース時には無効化されてゐます)。実際に広告が表示されるやうになったのはこの 3 ヶ月後の Ver.1.2.0.0 からですね。

http://sourceforge.jp/projects/tween/svn/view?revision=1567&root=tween&view=revision

Google Analytics を使用したオプトアウト不可の利用状況収集もこのコミットに含まれてますね。このコミットはメッセージの短さに反して大量の変更を含むため、その後の OpenTween の開発中にも git blame とかでコミットログを漁るとこのコミットによく行き着くことがあります。その時は落ち着いて diff とにらめっこをしませう。

そして次は OpenTween プロジェクトのきっかけとなる Tween Ver.1.2.0.0 のリリースが行はれます。続きは11日目の記事で。*2

*1:追記(2016/12/13): 呑気なことを書いてますが、もし XSS 脆弱性があれば img 要素とかは普通に読み込めてしまふのでちゃんと対策しますよ

*2:追記(2016/12/13): 2年後になって今さら11日目を書いたものの全然違ふ話題になってしまった